超音波モーター とは、超音波振動を利用しローターあるいはリニア被駆動体を駆動する方式のモーターです。駆動するための振動周波数が超音波領域になるために名づけられました。
ローレンツ力を利用した従来型のモータと比べて高精度で位置決めが出来ます。 静止時の保持力が大きく、無通電で保持できるため、静止時の発熱が少ないです。 構造上磁石を備えていないため、材料の選定によって超非磁性化が可能です。 従来型モーターに比べ小型化に適しています。
一方、従来型のモーターの効率がいずれも90 %以上あるのに対して超音波モーターの効率は低く、駆動電圧が高い等の特徴があります。 寿命は従来型のモーターと比べて短く、高精度な金属部品を多く使うため、コストも割高となっています。